最近ウォーキングに目覚めた、30代デバッグ系男子のライフログの欠片のようなブログ

【著作権問題】「ハイスコアガール」問題に思う【SNK激おこ】

こんばんわ、いろは( @iRoha168 ) です。
誠意は大事です。

さて、先日からニュースで大きく取り上げられている「ハイスコアガール」のお話です。
Twitterのタイムライン上では無差別な感情論も飛び交っているようなので、怒る対象を整理するためにやんわりと見直しておきたいと思います。

なお、僕自身は出版業界に明るいわけではないですし、法律知識に明るいわけでもないので、全力で見当違いなことを書いてる可能性は大いにあります。
出版業界に詳しい方がいらっしゃったら、今回の問題に関して感想をお聞きしたいところです。



オレら世代直撃のほろ苦青春ストーリー

「ハイスコアガール」は90年代の格ゲーブームの頃を舞台にしたラブコメです。
ストⅡやらサムスピやら餓狼伝説やらバーチャファイターやらを通した、ほろ苦い感じのアレです。

僕も、家の近所のゲーセンに行くようになった頃にちょうどストⅡがリリースされて、百烈張り手とか、百烈脚とか、待ちガイルとかで楽しんでました。昇竜拳が出せなかったあの頃が懐かしい。

で、話の中にも当然実在のゲームが登場しますし、登場キャラの話に花が咲いたりするわけですね。

著作権法違反での告訴はだいぶビックリした

このニュースを最初に目にしたのは、Yahooトピックスで、たしか仕事中でした ←
いろんなメディアで広く取り上げられていますね。

人気漫画に他社のゲームキャラが…ドラクエの「スクエニ」を著作権侵害容疑で捜索 大阪府警(1/2ページ) – MSN産経west

最初に「スクエニに家宅捜索」というトピックスを見たとき、「あれ、著作権法違反って親告罪やんね? 訴えられるようなことしてたん?」でした。
読んでみると、SNKが激おこでした。
そしてスクエニの担当編集や版権担当者は雑な仕事しとんなぁという感想を持ちました。

株式会社スクウェア・エニックス等に対する刑事告訴について

一連の流れを箇条書きしてみた

・前述の通り、ハイスコアガールには実在のゲームが実名で登場する。キャラクターの話も出てくる
・巻末にスペシャルサンクスという形でSNKプレイモアの社名を記載していた
・Copyright表示も許諾を取ったように記載していた
・でもスクエニは、SNKに対してゲームやキャラクタなどの使用許諾を特に取っていなかった
・アニメ化にあたって、制作会社がSNKに使用許諾について問い合わせたことで発覚(昨年夏頃)
・SNK側はスクエニに対し「ハイスコアガール」に関するすべての商品の販売即時停止を再三に渡り求める
・スクエニ側は著作権違反はしてないと受け入れず、販売を続ける
・SNKいよいよ激おこ。訴えてやる!
・スクエニに家宅捜索
・スクエニ側、世間を騒がせちゃってるので回収します。←イマココ

行間に、今は出せないような事情があったりもするかもしれません。
双方に言い分はあるんでしょうが、まぁスクエニ側の分が悪いのは明らかです。

双方の言い分

スクエニ「別に御社の作品やキャラクタをめちゃくちゃに扱ってるわけじゃないんやから、そんな目くじらたてなさんなよ」
SNK「おまっ、ヒトんとこの商品を勝手に使っといて、ざけんなっ!」
憶測ですが。

少なくともSNKの立場はよくわかります。
版権に関わる収入は決して小さくないでしょうし。
営利企業である以上、タダじゃないものを勝手に使われたら怒りますし、しゃーないなぁで済ますわけにはいきません。

あと「ハイスコアガール」にはSNK作品以外にも出てきますが、巻末に記載されているスペシャルサンクスとコピーライト表記に記載されている企業のうち、少なくともカプコン、セガ、バンナムには使用許諾申請をしていたということで、どういうことなんでしょうかね、これ。

「ハイスコアガール」問題、カプコン・ナムコ・セガはキャラクター使用を許諾済み – ITmedia ニュース

この許諾申請がいつ行われたのかはわかりません。
連載開始時からちゃんとやってたのか、それともコラボ企画に合わせて「すまんね、ちゃんと取り決めとこか」という流れになったのか。
もしかすると「あれ、うちも許諾申請なかったけど!?」みたいなところが出てくるかもしれませんw

なんにしろSNKとやり取りをしていなかった理由がわかりません。
わからないなりに、いろいろ想像してみました。

・本当は許諾申請してたけど条件面で折り合わず。けど作中には登場させていた
 ⇒ 「許諾依頼や相談は一切なかった」とSNKが話しているので、それはないかなぁ
・そもそも文化として2次利用がゆるゆるであるから、訴えられるとは思ってなかった。
 ⇒ いまのところ、本命に近いかなぁという気がしますが、リテラシー的にどうなのという気はします。
・許諾申請を行う相手が多くて、担当者がSNKに申請した気になっていた
 ⇒ 金銭的なやりとりが発生するのであれば、形跡は残すはずですよね
・許諾が必要だと本気で思ってなかった
 ⇒ スクエニも多数の作品を所有する以上、版権をぞんざいに扱うとは思えない。思いたくない。
・担当者が個人的にSNKが嫌いだった
 ⇒ 実は一番あり得るんじゃないかw まぁ、仕事ですしねぇ。

結局、なんでこんなことになるのか、さっぱりですね。続報を待ちたいところです。

押切先生はこのことを知っていたのか

普通に考えたら、編集部(を経由して担当部署)がちゃんと処理してると思いますよねぇ。

ただ、SNKからの販売停止請求が、押切先生に一切伝わってなかったのかと言われると、そこはどうなんだろうという気がしなくもないです。1年近く、噂話程度にも伝わらないもんなんですかにゃあ。よくわからないところです。

まぁ、押切先生はとんだとばっちりを受けたということでいいかなと思います。

このまま泥沼化しても誰も得しない

これから出てくる情報によって意見が変わるかもしれないですが、個人的にはやはりスクエニ側に非があるんじゃないかなぁという所感です。
別に読者や世間様に説明責任があるとまでは思いませんが、著者サイドや株主に対してはちゃんと真実を伝えてほしいですね。
そして、その真実の情報を世間に流してほしいと思います

同人活動をしてる人は対岸の火事ではない

同人活動は版権元が明確に二次創作OKとしているケース以外は、概ね権利を侵して活動してることになります。
版権保持者の理解とお目溢しで、見なかったことにしてもらってるだけであります。
親告罪だからといって「訴えられなかったら何やってもセーフ」ではなく、感謝と慎ましさを持っていきたいですね。

驕り昂って、
「俺たちが同人活動で草の根的に知名度を上げてるから、この作品は人気になってんだ。感謝しろよ」
「ふざけんな、ぶっ飛ばすぞ!」
なんてことになったら、目も当てられないですからね。

↑今注文しても手に入るかどうかはわかりません。あしからず。